実際のタクシードライバーの月収はいくら?【愛知県の場合】
最終更新日 2021年3月9日
監修・著者 株式会社しごとウェブ 佐藤 哲津斗
愛知県のタクシードライバーの月収は、勤務地によって差はあるものの、現実的なところで25万円ほど。
歩合給を積み重ねて圧倒的に稼ぐカリスマドライバーのなかには40〜60万円越えの強者も存在します。
実際に稼ぐためには、下記のポイントを押さえる必要があります。
- 地方になると収入は減ってしまう
- 都会でも、高収入を実現するためには、様々な工夫が必要
- 駅・イベント会場など、乗客の傾向をしっかりと押さえる
しかし、このポイントを押さえることで、収入は大きく変わってくるのです!
それぞれ、詳しく見ていきましょう!
田舎では平均月収25万円ほど
タクシードライバーの収入は、乗務するエリアによっても変わってきます。愛知県では当然、栄や伏見などの大きな繁華街、ビジネス街を抱える名古屋市内と、郊外のドライバーの売上は大きく異なります。
地方のタクシードライバーの平均月収は25万円ほどと言われていますが、愛知県のタクシー求人の相場である20万円ほどの固定給に、5万円程度の歩合給がプラスされた計算になります。
地方では自家用車の所有率が高く、お酒を飲んだり終電を逃したりしても、タクシーを使わずにいわゆる「家族のお迎え」をするのが一般的です。
また車社会のイメージが根強い田舎ではタクシーのユーザー層そのものがあまり多くないことも理由でしょう。
郊外に拠点を置こうと考えている方は、月収が低くなるのか?と心配になるかと思いますが、未経験からの転職の場合、多くのタクシー会社では数ヶ月の研修期間(試用期間)を設けています。
そしてこの期間中のみ、23?26万円といった最低月収が保証されていることが多く、仕事に慣れない最初の3ヶ月?半年ほどは、個人の売上に関わらず安定した収入が得られるようになっています。その先は、個人の頑張り次第です。
都会やごく少数の人は40万円、60万円に届く
愛知県が2018年まで、17年連続で交通死亡事故の最多ランキングでワースト1だったことは皆さんご存知でしょう。「名古屋走り」という言葉まであるほど、愛知県は運転が荒いことで有名です。
意外に思われるかもしれませんが、愛知県のタクシードライバーの収入は全国で東京に次いで第2位となっています。
出典:全国ハイヤー・タクシー連合会統計 平成30年(PDF)
29年には東京、神奈川に次いで第3位でしたが、近年、愛知県ではタクシードライバーの平均年収は増加傾向にあります。
しかしながら、月に60万円も稼ぐような、本当に高収入のドライバーはごく少数です。
都市部では、UberやJapan Taxiなどの配車アプリと提携をするタクシー会社も増えました。さらに、外国人旅行者が増加したことなどを背景に、タクシーの需要は年々大きくなっており、歩合給を大幅に稼いで年収が600万円を超えるようなドライバーも出てきています。
英会話ができる、観光案内ができるなど、運転技術+αのスキルを持ったドライバーも増えてきました。
かといって自分には特別なスキルがないからと、極端に萎縮する必要はありません。
前述のように愛知県の主要なタクシー会社の求人では、転職者に対して月収保証の期間を設けている会社が多いです。
この期間を利用して、地理感覚や業務の方法、接客を覚えつつ売上を上げるコツをつかみ、歩合制に移行する頃には稼げるようになっていくこと…これらが稼げるドライバーになるための秘訣です。
駅やイベント会場の近くは稼ぎやすい
タクシーを使うシチュエーションとして、誰もが容易に想像できることと言うと、お酒を飲んで自家用車を運転できない時や、終電を逃した深夜の時間帯ではないでしょうか?
終電直後の終着駅には、乗り過ごしてしまった長距離のお客様、つまり単価の高いお客様が乗車する可能性があります。
深夜に限らず、最寄り駅まで行ってタクシーで目的地まで行く方が多いのはもちろんのことです。
また一見関係なさそうに思えますが、有名人のライブやコンサートなどでファンがやってきたり、展示会などのイベントがあったりする場合、特に参加者が全国から集まっているときはなおさら、土地勘のない場所であるために、公共交通機関ではなくタクシーが多く使われるのです。実はこの情報は、タクシードライバーの中では有名な話です。
漫然と乗客を待つのではなく、このように「稼げる場所」、「時間帯」を狙うなどのように、戦略的に動けるようなドライバーは、間違いなく稼げるドライバーになる、と言って良いでしょう!
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